ラグビーにおける肩の不調とは!

ラグビーにおける肩の不調とは!

ラグビーは代表的なコンタクトスポーツ

ラグビーは世界中でプレーされているスポーツの一つであり,ナショナルチームの世界一を決定するラグビーワールドカップでは,FIFA ワールドカップ, 五輪に次ぐ世界で 3 番目に大きいスポーツイベントとなります。

ラグビーは,激しいボディコンタクトと激しい身体的接触が意図的に行われるのが特徴的です。今回はラグビーにおける肩の疾患や不調について説明していきます。

 

ラグビーに多い肩の不調

1.肩関節脱臼・・・肩関節は構造的に不安定な関節であり脱臼が起こりやすいといえます。脱臼は脱臼する方向によって分類されており90%以上が腕の骨(上腕骨)が前方へ外れる前方脱臼が多いのです。

また、肩関節は一度脱臼すると再発を繰り返しやすく反復性肩関節脱臼になりやすいと言われます。ラグビーにおいてタックルの際に腕を引っ張られる動きで脱臼が起きやすいとされています。

ポジションでいうとバックスに多い傾向があります。

2.肩鎖関節脱臼・・・肩鎖関節脱臼は肩甲骨と鎖骨をつなぐ靱帯が損傷することで発生します。
ラグビーではタックルをされて肩から落下した際に肩を強く打ち付けることで受傷します。

一般的に損傷の程度が軽微であれば三角巾で固定しリハビリを行います。重度の場合は手術も視野に入れて治療を行います。

3.バーナー症候群(スティンガー症候群)・・・タックルなど激しいコンタクトをした際に頭部が強制的に一定の方向に倒されることで神経が引き伸ばされてしまい肩または上肢へ放散痛や灼熱感、脱力感などの症状を呈します。

一過性なので痛みは数分で軽快することがほとんどですが、数ヶ月持続するものもあります。3週間ほどは安静にして神経の障害が回復してから軽い運動から競技に復帰する事が望ましいです。

ラグビー競技で不調予防にできる事

1.ストレッチ

ラグビー競技者としてプレーするのであれば十分なストレッチを行うことが大事なのはご存じだと思いますがストレッチでケアをするだけで肉体や精神の疲労も軽減できるのです。

これは不調の予防となるだけではなく、パフォーマンスを向上させることにも繋がります。

2.ウエイトトレーニングなど日頃のトレーニング

ラグビーの練習は他のスポーツと同じでハードです。トレーニングはラグビーのパフォーマンス向上の為に行う意味合いもありますが、怪我をしない体とメンタルを作るという意味もあります。

3.休息

不調を防止するためにできる一番基本的な事それが適度な休息を取る事です。オリンピックやプロ選手などのトップアスリートは、練習量やメンタルも桁違いですが、休息を取るのも上手だと言われています。

再発を防止するために

以上のようにラグビーは、激しいコンタクトプレーの繰り返しであり、不調を完全に防ぐのは難しいです。そのため個々の競技者が良いコンディション作りをして不調のリスクを軽減していく事が大事なのです。

また痛みの原因は肩だけにあるとは限りません。全身の状態をみて、原因をしっかり把握して改善しなければ、症状が改善しても競技復帰を行うと、同様の症状を再発することになります。

天神手改善センターの考え方

天神手改善センターではパフォーマンス向上や不調の予防の為に体全身をフォーカスして施術をしていきます。

なぜなら足部や骨盤の歪みが生じる事でボディバランスが悪くなり転びやすくなったり、踏ん張りが利かなくなったりする事があると考えるからです。

 

天神手改善センターから皆さんへメッセージ

せっかく激しいトレーニングをしても、それが最大限に発揮できるコンデションでなければ意味がありません。

競技者が最高のパフォーマンスができるようスタッフ全員でサポートします!迷ったら一番最初にご連絡ください。