指の第一関節が腫れたり、痛みが出たりしている方。リウマチ？とお考えの方、もしかしたらへバーデン結節かもしれません。
特に４０代以降の女性に発症しやすいへバーデン結節についてお話していきますので、最後までお付き合いください。
へバーデン結節とは
聞きなれない病名かもしれませんが、指の第一関節が腫れて変形する原因不明の病気です。関節リウマチなどとは区別される病気です。
１８０２年にこの病気を発見した医師「ウィリアムへバーデン」にちなんでへバーデン結節と名づけられました。
すべての指に起こりやすいですが親指に発症する頻度は少なめです。また第２関節がおなじように変形する病気をブシャール結節と言います。
先にあげたように４０代以降の女性に好発しやすいと言われています。
症状
・指の第一関節が腫れる
・第一関節に痛みが出る＆曲げにくい
・第一関節が変形する
・指に力が入りにくい
原因
明確な原因は不明とされていますが、手や指を良く使う人に発症しやすいと考えられています。
また遺伝のはっきりした関係性は立証されていませんが、母娘間、姉妹間などで高率頻度で発症すると言われています。
女性の方に多く発症することから、女性ホルモンが関係しているとも言われています。腱鞘炎にも当てはまりますが、出産や閉経などのホルモンバランスが変化する時に浮腫を取り除くホルモンが放出されます。
この時になんらかの変調でバランスが崩れると腫れが引きにくくなると考えられます。このため更年期障害の一つとして現われることがあります。
リウマチとの違い
指の症状で同じように痛みが出たり腫れたりするものにリウマチがあります。リウマチも原因不明の膠原病ですが、へバーデン結節とは違いがあります。
へバーデン結節
・主に片方の手に出る
・指の第一関節が腫れて痛む
・骨が増殖していく
関節リウマチ
・両手に出る
・朝痛みが強く出る
・指の第２関節、第３関節、手首などが腫れて痛む
・骨が溶けていく
診察、レントゲン、血液検査などで判断します。
一般的な施術法
レントゲンでの画像診断、問診、触診、血液検査などで判断します。
保存療法が基本で安静にして、投薬、テーピング、急性期においてはステロイド注射を打つ場合があります。
保存療法で対処できない場合は手術でコブを切除することもあります。
当店の施術法
安静にして腫れや痛みが引くのを待つのが基本ですが、変形した形は残ってしまったりします。
また西洋医学的には原因不明で手術などでしか対処できませんが、整体的に考えると体のバランスが崩れることで血液循環やホルモンバランスが変調して発症するとも考えられます。
当店の特徴としては指だけでなく体全体のバランスを整えて、指の痛みや腫れが引きやすいようにしていきます。
極端な話、骨盤や足などの離れた部分が歪んでいることで首や、手の周りの神経、血液循環などがおかしくなり指にまで影響してしまったと言うことも考えられるのです。
指に痛みや変形がある方は手だけではなく、背中や首なども堅くなっていたり内臓の調子も低下しているケースも見受けられます。
当店ではまず神経の出どころである背骨や骨盤をしっかりと整えて、指や腕はもちろんのこと足や内臓などもチェックしていきます。
なかなか改善しにくい、病院へ行っても悪化している場合は整体的なアプローチをした方が早道かもしれません。
また症状というものはいきなり出てきますが、その根本的な原因は奥に潜んでいて体が弱ってくると表に出てきたりします。
繰り返さないためにも体の状態を芯から改善していくことが重要です。
トントン整体法
体の表面をトントンと指先で叩いていくことで体内の循環を良くして症状を緩和させます。
指でぐいぐい押したりするよりもより深い部分を緩めたり活性化することができる画期的な施術法です。
非常にソフトな施術法ですので、お子様からお年寄りまで安心して受けていただくことが可能です。
最後に
へバーデン結節は時間とともに自然に改善することもありますが、整体のアプローチをすることで再発を防いだり改善を早めることが可能です。
手の腫れや痛みでお悩みの方は早めにご相談いただけたらと思います。
