子どもが遊んでいる時に起きる肘内障とは

子どもが遊んでいる時に起きる肘内障とは

初めに

肘内障とは肘の靭帯のずれが起きた状態です。まだ未発達な幼児期のお子さんに多く、簡単に言えば肘が抜けた状態です。筋肉、関節がしっかりしていないからこそ起こってしまい

手が動かせないなど痛みと共に起こります。この症状は何度も繰り返すことが多く癖になってしまうので注意が必要です。

肘内障の原因

  • 遊具(ジャングルジムやぶら下がる系)で遊んだ後

ジャングルジムなどにぶら下がるという行為は肘を伸ばし切って長時間その状態で耐え続けていると肘の靭帯が外れて肘内障が起こってしまうことがあります。

  • 腕や手を引っ張り過ぎる

状況としてはジャングルジムなどと同じですが瞬間的に大人が強く手を引っ張ると体の出来上がってない幼児期の子どもは強さに耐えきれずに靭帯外れることもあります。

幼児期の間は癖になることもあり、親御さんや幼稚園などの幼児期の子どもと関わる方々はしっかり注意しましょう。もし起こった場合は痛みで泣き、腕を下げる仕草をするので無理はさせないようにしてください。

予防

まずは負担を掛けすぎず遊ぶこと。もし症状が出たとしてもしっかり改善して無理はさせないようにしましょう。幼児期が過ぎ、7歳頃から9歳にかけて靭帯がしっかりしてくるので

肘内障が起こることはほとんど無くなって来ますが幼児期に癖になっていると起こる可能性があるので気をつけましょう。

一般的な治療法

まず、肘内障かどうかを確かめます。腕を下げていれば痛みが治まるからなのです。手が上がるかどうか確認してみましょう。肘内障であれば、上がりません。

もしかすると肩、手首が骨折している可能性もあるので痛い部分の確認、腫れがあるか確認しましょう
肘関節を掌が上に向くように捻ると、動いた音がして肘がはまります。これで痛みも無くなると思います。ただ上手くやらないと癖になってしまうこともあるので是非ご相談お願いします。

最後に

一般的な治療法を見て頂くと自分でできる感じがあるかと思いますがしっかり行わないと将来的に肩や肘、手などに不調が出やすくなったりしていきます。なので是非当院での改善をしっかりしていきましょう。