大工=腰痛と言われるくらい大工さんはほとんど皆さん腰痛で悩まれていますが、手の痛みに悩まされている方はたくさんいます。
大工さんは力仕事が多く、細かい作業や工具が重たいなど手・手首への負担はかなりのものです。少しの時間ならまだしも8時間フルで仕事を続けると負担は相当なもの。
今回は手・手首の不調でお悩みの方へいち早く良くなるように、当店の考え方や施術についてお伝えします。
手の痛みは職業病
大工さんの職業病として手の痛みついてどんなものがあるのでしょうか。手に限らず手首や肘・肩もあります。ズキッとした痛みやジーンとくる痺れ、もしくは力が入らないなど症状も様々です。
主な疾患をいくつか紹介します。
手首の腱鞘炎
腱鞘と呼ばれるトンネル状の中を通る腱との炎症です。どの腱で炎症を起こしたかで長母指伸筋腱腱鞘炎や尺側手根屈筋腱腱鞘炎などがあります。痛みの部位や動作が変わります。
ドケルバン病
狭窄生腱鞘炎とも呼ばれています。親指側の手首に腫れや痛みが起きるので、親指を動かすと痛みが出ます。
インターセクション症候群(腱交叉症候群)
手首より少し肘側に4つの筋肉が交叉している部分があり、そこが起こす腱鞘炎です。手首を返す動作が多いと起こしやすくなります。
キーンベック病
手根骨の一つの月状骨がつぶれてしまうことで起こる疾患です。手首の腫れ痛み・握力低下・可動域低下が起こり末期には月状骨がつぶれて扁平化します。
があります。他にも頸椎ヘルニアから来る手の痛み痺れもあります。
一般的に治療法
手の疾患の場合ほとんどが手の使い過ぎによる炎症が原因となります。そのため一般的な治療法としては、手を休める事で炎症を早く抑えることを目的として保存療法を行います。
同時にテーピングや装具による固定も行い、炎症が強い場合は抗炎症薬やステロイド注射を打ちます。ストレッチ等のリハビリ運動も行い、それでも症状が軽減しない時は手術を行います。
しかし、大工さんの場合は仕事を休めない・時間が取れないなどで無理をして悪化させてしまうケースが多いです。
当店の考え方
大工さんの手・手首の不調をいち早く良くするためには手だけでなく、身体全体の繋がりを見ていく必要があります。
一般的な整体では手・手首周りや前腕の筋肉の調整を行います。しかし、それだけではなかなか治らない・症状がぶり返す事が多いです。
それは手・手首ではない部位に問題があるからです。痛みが出ている部位が原因ではないので手や手首だけを良くしても、また痛みが出てくるのです。
以上の事から、当店では独自の検査法で全身を検査し根本的な原因を探します。
例えば、大工さんの場合基本的には仕事で手首の使いすぎがあります。長時間手首を使いすぎると身体は無意識に手首をかばうように身体を動かすようになります。
手首が疲れてくると重い工具や部品を持つ際に、肘や肩に力を入れて肩をすくめるように持ってしまいます。これは意識的に出なく無意識に身体がそのように動かしてしまうのです。
肩に力が入るということは、肩周りの僧帽筋や首の斜角筋も緊張を起こすことになります。その状態が続くと脊骨の頸椎・胸椎の動きも固くなるのです。
背骨が固くなると神経の流れも低下してしまいます。さらに悪化してしまうと手や腕に痺れや筋力低下を起こしてしまいますので注意が必要です。
そうなると手や手首ばかり良くしても、根本的に良くなることはありません。背骨の動きや土台となる骨盤から調整していく必要があるのです。
当店ではお身体を全体から検査・調整を行います。そうすることで大工さんの手の痛みをいち早く良くすることができるのです。
独自の施術「トントン整体法」
トントン整体法は体にソフトな刺激を入れることで、血流などの体の循環を高めることができる整体法です。全身の循環が高まると自身の回復力が高まり、いち早く身体を良くしていくことができるのです。
大工仕事で痛めた手首周りや根本原因となっている骨盤や背骨周りなどの筋肉や関節は過緊張を起こし、柔軟性が低下しています。
その状態が続くと血流が低下し、筋肉が正常に働くことができなくなり関節の動きをよくすることができません。
そのような部位に対してトントン整体法を行うことで血流など身体の循環を高め筋肉が正常に働きだし関節の動きをよくすることができます。
そうすることで大工仕事による手首の痛みをいち早く良くすることができるのです。
最後に
大工さん職業病ともいわれている手の痛み、多くの方が悩まされています。それをいつか治るだろうと我慢したり、放っておくと悪化するかもしれません。
しかし、病院で治療しているのになかなか治らない・何年も悩んでいる方はまだ諦めないでください。その手の痛みをいち早く良くしていく為に、まず最初に当店にご相談ください。