ボクシングによくなる怪我は?

ボクシングによくなる怪我は?

 

ボクシングでは、サンドバックへ打ち込み、スパーリング、減量、ロードワークなどとても体にとって過酷なスポーツです。

ボクシングや空手など、相手との間合いを測りつつ打撃を加えるような競技はとても体力のいる競技です。

事前のストレッチは十分に行う必要があります。

トレーニングで、フットワークで有酸素運動をしながら、急に打撃の無酸素運動を繰り返し行います。

その急激な変化に対応するためにも、筋肉をほぐして関節なども柔軟にしておく必要があります。

ボクサー骨折

ボクサー骨折とは、自分の放ったパンチの衝撃によって自分の拳を痛めるもの。

一般的な好発部位は第4・5中手骨の頸部でパンチ力が強い人の場合だと第2・3中手骨骨折を起こす場合もあります。

ボクシングのようにグローブをしていても相手を殴った時の威力で自分の拳を痛めてしまうわけですからなかなか対策も難しいところです。

空手でもグローブを使う流派もありますが素手の流派もあるので、殴られた側の怪我だけでなく殴った側も怪我をしてしまうのが競技特性ともいえるでしょう。

保存療法では、変形が起きないように矯正した状態で固定することになります。

整復が難しい場合は手術となりますが、鋼線を刺入するなどして内部で固定することになります。

パンチを打っても問題ないようになるには、半年程度練習を控えるケースが一般的です。

怪我をしやすい場所

パンチの打ち方の問題なのか、素人は薬指と小指が多いです!

①ナックル部分の腫れ②ナックル部分の盛り上がりがなくなり拳が潰れた状態になります。

よく中学生の頃、思春期なのか壁に八つ当たりして痛めている子が多いと言われます。

その時はすぐに冷やし病院でレントゲンを撮りリハビリが必要になります。

慣れた選手、プロ選手の指の骨折ハードパンチャーな方ほど、人際し指と中指が多いです

素人とは違い、拳の軌道がストレートの為最初に到達するのが人差し指となります。

骨折まで行かなくても、疲労骨折となるのも特徴的で治るまで長期間を要します。

痛くて拳が握れない!グーができない!

患部をよく冷やして、なるべく手は挙げて下さい。
腫れが増してきたら手を下げないようにして下さい。

そのままにしておくと、骨が変形してくっついたり合併症で腱が損傷したりしますので、整形外科でレントゲンを撮りに行きましょう。

手肩改善センターでできること

手肩改善センターでは、お身体の状態を確認するために問診と全身の検査をします。

なぜ全身の確認をするのか。
それは、怪我をしてしまいそのため不調の出ている患部だけの施術では怪我の再発を繰り返してしまう結果になってしまうからです。

腕の不調を例にすると、腕の痛みが出ているからといって腕だけの施術をするのではなく腕を支えている骨盤や関節、重心に影響する頭部の位置などが重要になってきます。

この様に、全身の状態を把握し、再発防止、怪我の部分のカバーをしていくことで繰り返しの少ない状態で日々過ごしていただけることを目指していきます。

 

最後に

十分にケアしないと、こちらも疲労の蓄積から捻挫などの怪我を負ってしまう可能性があります。

ボクシングに限らず、スポーツには常に怪我を負う可能性がついて回ります。

正しい対処法や休養によってその可能性を限りなくゼロに近付けることはできます。

練習も大事ですがそれと同等に休養も、ボクシングの上達には重要になっているのです。